DITAIL
インドの聖地・プシュカルにある創造神ブラフマーを祭るブラフマー寺院の側から発見された水晶です。
創造の神ブラフマーは、ヒンドゥー教の最高神の一人です。
仏教においては梵天さまとして知られています。
他の宗教にも影響を及ぼしたとされる最高神の一人であるのにもかかわらず、なぜかこのブラフマーを祭る寺院は、インドに唯一この寺院しかありません。
その寺院の側で採れた水晶は、通常の水晶とはまた違った不思議な趣のある水晶と言われています。
先端部にはファントムが描かれ、「シンギングクォーツ(歌う水晶)」と言われる触れ合わせると金属音のような音色が鳴ります。
内部にはふわふわ綿のようなインクルージョンが見られます。そのインクルージョンは、強い光に当てると青白い幾筋もの線が現れます!
このような水晶を「ブルーエンジェルラダー水晶」と呼びます。
エンジェルラダーとは「天使の梯子」を意味する言葉です。
太陽の光が雲間から差し込み、光線が放射状に地上に伸びる自然現象のことを「天使の梯子」と呼びます。
この水晶に見られる青白い光のラインを「天使の梯子」に見立て、エンジェルラダー水晶という名前がつけられたそうです。
この「天使の梯子」はどのようにして現れるのでしょうか?
水晶の結晶は、原子が規則正しく積み重なることによって成長していきますが、周期的な原子配列にズレが生じて線状に欠陥が生じる場合があります。
ここに肉眼では見えない微細なインクルージョンが入り込むことで、光を当てるとその格子欠陥が肉眼でも確認できる天使の梯子になるそうです。
この「ブルーエンジェルラダー水晶」ですが、水晶にも関わらずこのような神秘的な現象を起こす水晶のため、市場での流通もほとんどなく、とても稀少性の高い石になります。
物事をスムーズに進めていくような力を持つ石。
また、癒やしの力もあるとされており、素晴らしいお守りとなってくれるでしょう。
◎産地◎
インド・プシュカル

※強い光に当てると青白い幾筋もの線が見られます。
サイズ
128×44×37mm 271g